佐賀県内のアトツギ11名が家業変革への挑戦を開始!

2026年7月10日

~老舗企業から伝統産業、農業、介護まで。地域の未来を担う次世代経営者が集結~

RYZE採択者発表メインビジュアル

公益財団法人佐賀県産業振興機構 さが産業ミライ創造ベース(RYO-FU BASE)は、佐賀県内で家業を受け継ぐ、または今後受け継ぐ予定の後継者を対象とした「佐賀県アトツギ向け伴走支援プログラム『RYZE(ライズ)』」の採択者11名を決定しました。

人口減少や市場縮小が進む中、地域企業には単なる事業承継にとどまらず、新たな価値創出による事業変革が求められています。
一方で、多くのアトツギは挑戦の進め方や相談相手の不足といった課題を抱えています。
RYZEは、そうした後継者が仲間や専門家との対話を通じて家業の可能性を見つめ直し、自分の代ならではの挑戦を実践する伴走型プログラムです。採択者は2026年7月10日・11日のキックオフ合宿を皮切りに、約7か月間にわたり事業構想の具体化や新たな挑戦に取り組みます。

アトツギが挑戦しやすい環境づくりを目指して

家業を受け継ぐアトツギの多くは、「新しいことに挑戦したいが何から始めればよいかわからない」「家族や社内に相談しづらい」「同じ立場で悩みを共有できる仲間がいない」といった課題を抱えています。

RYO-FU BASEでは、こうした声を受け、アトツギが一人で抱え込むことなく、仲間や専門家とともに挑戦できる環境づくりを目的として、佐賀県アトツギ向け伴走支援プログラム「RYZE」を実施しています。

老舗企業から伝統産業、農業、介護まで11名が参画

今回採択された11名には、創業から長い歴史を持つ食品製造業や和菓子店、伝統工芸である鍋島焼、お茶の生産・販売、農業、介護事業など、多様な業種の後継者・経営者が参加しています。
審査では、「挑戦する姿勢」「最後までやり切る意欲」「家業の可能性」の3つの観点から評価を行いました。
採択者は今後、自社や地域が持つ強みを活かした新たな事業や価値創出に向けた取り組みを進めていきます。

家業を“守る”から“産み出す”へ

採択者は、2026年7月10日・11日のキックオフ合宿を皮切りに、約7か月間の伴走支援プログラムに参加します。
期間中は、自身や家業の棚卸しを行いながら、事業構想の具体化や事業計画の作成、テストマーケティングなどに取り組みます。

RYZEが目指すのは、家業を単に受け継ぐ後継者ではなく、受け継いだ経営資源や地域資源を活かしながら新たな価値を生み出す「アトツギベンチャー」の創出です。
「家業を“守る”から“産み出す”へ」をテーマに、参加者それぞれが自らの代ならではの挑戦を進めます。

2027年2月に開催予定の最終報告会では、各採択者が取組みの成果や今後の展望を発表する予定です。
RYO-FU BASEは、本プログラムを通じて生まれる挑戦が、県内企業や地域産業の未来につながることを目指しています。

RYZE 2026
採択者11名の紹介と意気込み
Profile & Message

採択者写真

髙田 庄一朗

玄海漬株式会社 代表取締役

令和元年に7代目代表取締役に就任して以来、既存販売スタイルをメインに新商品開発や新規取引先の開拓等を行ってきました。
明治中期創業から守り続けてきた「玄海漬」というブランドを私で絶やすことなく、これから続く世代に引き継いでいきたいという強い信念のもと、このプログラムへの参加を決めました。
このプログラム参加により自分自身をもっとレベルアップしていきたいと思っております。

採択者写真

平岡 司

株式会社平岡石油店 専務取締役

佐賀県唐津市でガソリンスタンドを基盤に、トータルカーサービス事業を行う平岡石油店に、5代目のアトツギとして1年前から従事しています。出身地である佐賀が大好きで、私が受け継いできた豊かさを、次の世代にもより良い形で引き継ぎたいと考えています。
本プログラムでは、その基盤を学び、佐賀を盛り上げる仲間とのつながりを深めたいです。

採択者写真

松本 啓

株式会社sueco 代表取締役

豊かさを問いなおすという理念で、「素ヱコ農園(スエコノウエン)」を運営してます。地元の未利用資源を活かした飼料と、平飼い養鶏に取り組んでいます。
このプログラムを通して、同じ想いをもった素敵な方から学び、パワーアップしたいと思います。

採択者写真

靏 健寿

鶴製茶 アトツギ

佐賀県基山町でお茶の栽培(無農薬栽培)・製造・販売を一貫して行う鶴製茶を運営しています。接客や製造を経験した後、家業へ戻り、現在は栽培から製造、販売、営業、海外輸出まで幅広く携わっています。
RYZEでは、経営者として必要な視点や同志との学びを通じて、自社の強みをさらに磨き、新たな挑戦を加速させたいです。そして、次世代に誇れる茶業を築き、地域に新しい価値を生み出せるアトツギを目指します。

採択者写真

市川 俊樹

市川冬山窯 次期当主

佐賀県伊万里市・大川内山で鍋島焼を受け継ぐ、市川冬山窯の市川俊樹です。伝統技法を大切にしながら、現代の暮らしや海外にも魅力が伝わるものづくりに取り組んでいます。
本プログラムでは、多様な分野の皆様と交流を通じて新たな視点や学びを得るとともに、伝統工芸の新たな可能性に挑戦したいと考えています。積極的に学び、吸収し、自身の活動や地域への還元につなげて行きたいと思います。

採択者写真

福井 康一郎

IMARI株式会社 代表取締役

佐賀県伊万里市のIMARI株式会社で代表取締役を務めています。段ボール・プラスチック段ボールを活用した包装・物流資材の設計・製造を通じ、幅広い業界のお客様の物流課題や製品保護に貢献しています。
事業承継後は組織・営業改革を進め、収益性の向上と新たな事業領域への挑戦を推進しています。また、地域の経済団体での活動にも参画し、地域産業の発展に貢献したいと考えています。
本プログラムを通じて、新しい事業の柱やその種を見つけていきたいです。

採択者写真

船津丸 英憲

有限会社ライフ・シップ 取締役・施設長

大学卒業後、外資系企業へ就職して中国深圳に約6年ほど製造メーカーの営業として勤務しました。その後は中国大連の税理事務所や佐賀県内の製造メーカーの営業などに務め、2021年から実家が営んでいる介護施設に着任し、現在に至ります。
アトツギに関する様々な課題などを今回のプログラムを通じてご支援やご指導頂きたいと考えております。今後は事業拡大を考えており、従業員が誇れるような会社を目指していきたいと考えております。

採択者写真

副島 耕一

農業生産法人グレイスファーム株式会社・専務取締役

佐賀県唐津市で希少な白いキクラゲの栽培・加工・販売を行っている、グレイスファームの副島と申します。白いキクラゲは優れた機能性や物性を有しており、食品にとどまらず健康食品や化粧品の原料としても注目を集めている、無限大の可能性を秘めた非常に魅力的な素材です。
本プログラムでは、会社の後継者として同じような悩みを抱えるアトツギ仲間と親交を深め、ともに学び、切磋琢磨しながら今後の会社経営について考えを深めていきたいと思います。

採択者写真

市丸 翔大

有限会社菓心まるいち 取締役

佐賀市内で創業76年の「菓心まるいち」という和菓子屋を営んでおります。ハレの日を彩る紅白餅や和菓子をはじめ、看板商品のどら焼き「さがどら」や佐賀市の伝統銘菓「丸房露」などを自社製造しています。
本プログラムでは、アトツギ仲間や経験豊富なメンターの皆さんのお力も借りながら、中長期的により魅力ある会社に成長させていきたいです。

採択者写真

上野 勉

株式会社シトラスプラス 代表取締役

唐津市で柑橘の生産販売をしている株式会社シトラスプラスの上野です。私はみかん農家の3代目として2017年に事業承継をし、2019年に法人設立しています。
弊社では日常的に柑橘を楽しめる社会の実現と、柑橘産業の発展のため事業活動を行っています。
今回のプログラムでは、現在描いている長期構想の実現性や課題を見つめ直す機会にしたいと思っています。

採択者写真

江島 茜

肥前糧食株式会社 代表取締役社長

米屋と卵屋を営む会社の跡継ぎとして、代表を引き継ぎました。変化が速く不確実性の高い現代だからこそ、私は「事業を引き継ぐ」のではなく「再創業する」という気持ちで経営に臨んでいます。
本プログラムでは自己理解を深めながら、より自分らしいリーダーシップを育んでいきたいと考えています。また、参加者の皆様との出会いも楽しみにしています。

SCHEDULE
今後の主なスケジュール
Kickoff Camp & Program Timeline

採択後最初のプログラムとなるキックオフ合宿では、アトツギベンチャーの土台となる長期思考やベンチャー型事業承継の考え方を学びながら、自分自身と家業の棚卸しを行います。
採択者同士が互いの家業や想いを共有することで、プログラム期間中に支え合うコミュニティの形成も目指します。

名称 令和8年度 佐賀県アトツギ向け伴走支援プログラム「RYZE」キックオフ合宿
日時 2026年7月10日(金)13:00 ~ 7月11日(土)15:00(予定)
会場 スノーピークグラウンズ吉野ヶ里・吉野ケ里文化体育館
対象 RYZE採択者11名
主な内容 ベンチャー型事業承継の理解、自分と家業の棚卸し、先輩アトツギの経験シェア、
参加者同士の対話、挑戦テーマの種づくり

上記合宿後の主なスケジュール

  • 2026年7月24日(金):家業の変革セミナー
  • 2026年8月21日(金):簡易報告会+SAGAアトツギ交流会
  • 2026年9月:アトツギ同士の任意参加勉強会
  • 2026年10月23日(金):アトツギ版事業計画講座
  • 2026年11月27日(金):中間報告会
  • 2026年12月~2027年1月:アトツギ同士の任意参加勉強会
  • 2027年2月12日(金):最終報告会
CONCEPT
RYZEに込めた思い
Why We Call It RYZE

RYZE とは、「RISE(上昇・飛躍)」をベースに生まれた、佐賀のアトツギ支援プログラムの名称です。RYZE のY には Yield(産み出す)、Z には Zenith(高み)、Zest(熱意)、Zap(打破) の意味を重ねました。
「I(私)」から「Y(産み出す)」へ。「S(佐賀)」から「Z(究極)」へ。
受け継いだ家業を、ただ守るのではなく、自分の代ならではの視点で新たな価値へと変えていく。そんな挑戦の意思を込めています。

RYO-FU BASEでは、本プログラムを通じて、アトツギ一人ひとりが自分の代ならではの価値を生み出す「アトツギベンチャー」へと踏み出し、その動きが佐賀県内に広がっていくことを目指しています。

PROGRAM WEBSITE
RYZE公式ページ

プログラムの詳細や最新情報については、RYZE公式サイトをご覧ください。


https://ryze-saga.com/

CONTACT
本プログラムに関する問い合わせ先
Contact Information

■ 主催:公益財団法人佐賀県産業振興機構 さが産業ミライ創造ベース(RYO-FU BASE)

■ 運営事務局:株式会社JICU

■ 協力:一般社団法人ベンチャー型事業承継

■ 問い合わせ先

「RYZE」運営事務局 株式会社JICU 平野
Email:info@jicu.jp

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